KK NULL “Cryptozoon X” DVD & CD 発売記念サラウンド・ライヴ・コンサート
2014.09.13 (Sat)
at ochiai soup
http://ochiaisoup.tumblr.com/
OPEN / START 19:00 / 19:30
Entrance Fee: 2000yen
ACT:
KK NULL (Live performance with surround system)
ASTRO
KK NULL & 石川忠 (映画『鉄男』サントラ制作者) デュオ
『Cryptozoon quadraphonic mix』は、フランス国立音響研究所であるINA-GRMより嘱託され、2013年4月パリの「Festival Presences Electronique」にて初演。その後もドイツのハンブルグで開催された現代音楽のフェスティヴァル 「Festival für Zeitgenössische Musik」をはじめ、欧州各地で上演されている、KK NULL初のサラウンド作品。DVDとCDのリリースを記念して、待望の日本初上演を行います。
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■KK NULL
本名:岸野一之(キシノ カズユキ)。東京生まれ。プログレッシヴ・ハードコア・ロックバンド、ZENI GEVA(ゼニゲバ)のリーダー、ヴォーカリスト、ギタリストにして作曲家、エレクトロニクス他マルチ楽器奏者。1980年代初期より活動を始め、日本のノイズ・ミュージック・シーンのみならず、世界屈指のカルト的なアーティストのひとりである。
1981年、舞踏家田中泯が主宰する舞踏ワークショップ「舞塾」修了後、ギター・インプロヴァイザーとして活動を始め、ソロ活動と並行してメルツバウとのコラボレーション、ハナタラシへのライヴ参加、YBO2のギタリストやインプロヴァイズド・ロックトリオ ANPのリーダーとして活躍。また吉田達也(ルインズ)、山塚アイ(ボアダムス)と’87~’88年の間結成していた伝説のバンドGEVA2(ゲバゲバ)での活動もある。
1985年、レーベルであるNUXオーガニゼーションを設立し、自作のみならずメルトバナナやスペースストリーキングス等バンドのプロデュース、さらには日本のオルタナティヴバンドを初めて海外へ紹介したオムニバスレコード『DEAD TECH』シリーズをプロデュースし、アメリカとドイツのレーベルより共同リリースする等、早くより海外を視野に入れた活動を展開する。
1987年、ZENI GEVA(ゼニゲバ)を結成、90年には初のUSAツアーを行い、スティーヴ・アルビニをプロデューサーに迎えてアルバム『全体去勢』を制作。その後アルビニと共同制作したZENI GEVAのアルバムは5枚を数え、アメリカとヨーロッパを中心に精力的に海外コンサート・ツアーを行ない、イギリスBBCの「ジョン・ピール・セッション」にも2回出演。
バンド活動と同様ソロおよびコラボレーションも活発で、KK NULL個人としてこれまでにライヴ共演またはレコーディングを行なった主要なアーティストは、スティーヴ・アルビニ、フレッド・フリス、ジョン・ローズ、アレクセイ・ボリソフ、ビル・ホリスト、ゼヴ、クリス・ワトソン、ダニエル・メンシェ、ジョン・ウィーズ、マトモス、秋田昌美(メルツバウ)、吉田達也(ルインズ)、灰野敬二、山本精一等枚挙にいとまがない。
近年はギター中心の音創りからより純粋なエレクトロニック・サウンドへと移行し、いわゆるノイズという一言では括りきれない多角的かつ重層的アプローチで深遠な電子音響世界を創造し、そのユニークなサウンドは、「ミクロ宇宙からマクロ宇宙までを網羅し、銀河の果てからはらわたの中までをリンクする」と形容され、「コスミック・ノイズ・ミニマリズム」等とも表現されている。海外の音楽及びアート・フェステイバルへの出演も多く、国際的評価は高まる一方である。またこれまでにリリースされた作品は(バンド、コラボレーションも含め)100タイトル以上に及ぶ。
http://kknull.com/jp/
■ASTRO
日本のノイズを代表するバンドのひとつ, C.C.C.Cに在籍していた長谷川洋によるプロジェクト。
2013年からは女性エレクトロニクス奏者Rohcoをメンバーに迎えたデュオ編成となる。活動開始以来、瞑想と覚醒の間を浮遊する電子音を探究しつつ、現在に至っている。今までにリリースされた関連作品は100タイトル以上にのぼる。
■石川忠
日本初のインダストリアル、メタルパーカッションバンドとも言われるツァイトリッヒベルゲルターの中心メンバー。
塚本晋也監督の『鉄男』3部作をはじめ殆ど全ての塚本作品の映画音楽を担当。『双生児』ではシッチェス国際映画祭で音楽賞を受賞。現在はメタルパーカッションバンド DER EISENROST、Sカイライバンチとの自作マシンユニット“儡忠”での活動を展開している。