2010.11.13 (SUT) Discord Proving Ground chapter8.0

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ACT:

山川冬樹
JEAN-FRANCOIS LAPORTE + BENJAMIN THIGPEN
TIM OLIVE + KAZUMOTO ENDO
KENPEI-TAI
TGNM
DIRECT LIGHTNING STROKE

■山川冬樹
ホーメイ歌手、あるいは『全身美術家/全身音楽家』。1973年、ロンドン生まれ。横浜市在住。音楽、美術、舞台芸術の分野で活動。
電子聴診器で心音を重低音で増幅し、さらに心臓の鼓動の速度や強さを意図的に制御し、時に停止させながら、それを光の明滅として視覚化。骨伝導マイクを使った頭蓋骨とハミングによるパーカッシブなパフォーマンスは、ソニーウォークマンのコマーシャルで取り上げられ話題を呼んだ。
活動の範囲は国内にとどまらず国際的に展開。2007年、ヴェネツィア・ビエンナーレ・コンテンポラリーダンスフェスティバルから前年に引き続き二回連続で招聘を受け、同年秋に行った米国ツアーは各地で公演がソールドアウト。ヨーロッパ、アメリカ、アジアのライブハウス、劇場、美術館でライブ・パフォーマンスを行う。

■JEAN-FRANCOIS LAPORTE from Canada
カナダ・ケベック州出身のジャン・フランソワ・ラポートは、90年代半ばよりコンテンポラリーアートシーンの中心的存在として活動してきた。音楽作りの際には直感的なアプローチをとり、実験やリスニングを通じて芸術を学んできた。彼の作品は原料を使ったシンプルな構成を変化させて作ったものが多い。昨年は5度目の”Prix Opus”を受賞し、CQM (Conseil Que´be´cois de la Musique) から “Facteur d’Instrument de Musique de l’Anne´e” を認定された。 Laporteの作品のクオリティと彼の音楽的斬新さを認識するよい機会だろう。

■BENJAMIN THIGPEN from France
Benjamin Thigpenにとって音楽とは、自分の考えや活動、イメージ、問題を表現する手段である。母国アメリカからヨーロッパに初めて移住して以来、パリのIRCAMやイタリアの Conservatory of Cuneoのような著名な教育機関で教鞭をとってきた。得意な文学研究を活かして、ユニークな作曲のアプローチを発展・演奏を行い、世界中から称賛を受けている。

■TIM OLIVE from Osaka
カナダの大草原で生まれ育つ。12歳でエレクトリック・ベースを始める。当初は様々な音楽の要素をロックのスタイルに組み込む音楽作りをするも、結果的に通常のリズムや調律されたピッチを放棄。よりオープンな形式、即興演奏に傾倒し、スチール弦とマグネティック・ピックアップによる音の可能性を追求している。北アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、日本などでライブ活動、Jeffrey Allport、Kelly Churko、Alfredo Costa Monteiro、Tom Hall、磯端伸一、毛利桂(ex Busratch)、西川文章、Joel Stern、Adam Sussmann らとコラボレーションも行う。

■KAZUMOTO ENDO
93年よりノイズ活動開始。7インチ8枚、CD5枚を発表、22枚のコンピレーションアルバムに曲提供。多層的に折り重なる轟音の断片と静寂のコントラストを追求し続ける、世界で最も影響力のあるノイズアーティストの一人。

■KENPEI-TAI [FACIALMESS + GUILTY C.]
10年来のBEER BROS!
ケンペイタイは、関東のハーシュ・カットアップノイズの雄FACIALMESSと関西を拠点に活動するハーシュドローン・ドゥームGUILTY C.(aka GxCx)による、RAWでブルータルな、国境を越えたハーシュ雑音部隊である。

■TGNM [a.k.a YOKOYAMA]
JPハードコア活動から世界中の過激UGデプス音収集に傾倒。
電子系UGデプス専門のDJ MIXを発表。国内でスプリッターコアを発信。
故KAWAKAMI氏BlackGoatに影響を受けハーシュノイズを再発信。
過去の発振方法と異なったPC発振に興味を抱き、自作過給機と自作過給ソフトにて極限までに音出力を高めさせる方法を現在模索中。

■DIRECT LIGHTNING STROKE
十数台のブラウン管TVを用いて、映像と音のシンクロから人間のありとあらゆる不安定要素を導き出す、電気・電波ノンエフェクトノイズプロジェクト。
近年の活動では電波のアプローチから、ノイズ本来の「発生したノイズ」に拘る。
デスメタルやグラインドコアバンドとの共演も多数。アートな行儀の良さは微塵も感じられない。