2018.04.18(Wed) PITA/ibitsu/PAIN JERK (Editions Mego)

2018.4.18 (WED) PITA/ibitsu/PAIN JERK (Editions Mego)
OPEN : 7PM
FEE : 2,500

ACT:
PITA
ibitsu
PAIN JERK
(Editions Mego)

PITA


PITAことピーター・レーバーグはエディションズ・メゴの創設者。ロンドン出身。ウィーンに移住し、いわゆるラップトップミュージックの芸術的可能性が発見されようとした20年前キャリアをスタート。それ以来コンピューターでの制作を始め、国際的にシンセティック・ミュージックの先駆者の一人として認識されている。 彼の音楽的背景はノイズ、アンビエント、テクノのみならず初期のエレクトロアコースティックにも垣間見られる。PITAはほぼ10年間の沈黙の後、ソロアーティストとして復帰し、音響実験の試みを次のフェーズへと導いています。彼の音楽アプローチは一貫としており、過激でマニアックな探求心によってエクスペリメンタル・エレクトロニクスの海岸線へと私たちを連れて行ってくれる。この音楽はテクノの根源的な要素を追及するような、直観的シンセシスと表現すべきであろう。彼は歪んだエレクトロニクスに抽象的なビートパターンとグリッチを融合し、規格外の周波数や音波を最重要視した、コンピューターミュージックのエクストリームなフォームを探求しています。

ソロミュージシャンとして充電期間を設けている際も、レーバーグは音の探求を止めていたわけではありません。近年ではFenn’O’Berg(ジム・オルークとクリスチャン・フェネスとの活動)やKTL (Sunn O)))のスティーブン・オマリーとの活動)、R/S (マーカス・シュミックラーとの活動)、彼の最新プロジェクトのShampoo Boy (クリスティーナ・ネメックとクリスチャン・シャーチンガーとの活動)等、コラボレートワークに焦点をあてた活動をしていました。これらのプロジェクトの主軸となっていたのが、フランスの舞台監督ジゼルヴィエンヌとの長年にわたるコラボレートです。彼女の多くの作品には、レーバーグの作品が使われています。

PITAはこれまでに十数枚のアルバムをプロデュースし、驚くべき多様性を用いた実験電子音を内包した作品や、Get Out / Get Down / Get Offのような幅広い国々の批評家から称賛をうけた三部作等、Mego,Touch,Häpna等のレーベルからリリースしている。そして、SONAR、オール・トゥモローズ・パーティーズ、CTMベルリン、MUTEK、Donaufestivalのように、様々な国際フェスティバルに出演。1999年にはデジタルミュージック&サウンドアートの祭典アルスエレクトロニカにてthe Prix Ars Electronicaを受賞している。また、音楽シーンに多大な影響を与えるレーベル、エディションズ・メゴ系列の代表者として、フェネスやケヴィン・ドラム、エメラルズ、フロリアン・ヘッカー、ベルナール・パルメジャーニ、ラッセル・ハズウェル、KTL、アコス・ロズマン、ドナート・ドジー、ビル・オーカット、マーク・フェルのような国際的に有名なアーティストのアルバムをリリースしてきました。

「彼は現在活動中の最も鋭く敏活なアーティストだ」(ニック・カイン、The Wire誌)

http://editionsmego.com/artist/pita

ibitsu


90年代のMegoから現在のEditions Megoに至るまで、id、そしてibitsuと高い匿名性において活動し続ける電子音響アーティスト。レーベル・オーナーであるPeter Rehbergやファーマーズマニュアル、Russell HaswellHecker、Sunn O)))のスティーヴン・オマリー等々からも絶大なる信頼を寄せられる人物で有り、エクスペリメンタル・ミュージックへ造詣も非常に深い。又、Zbigniew Karkowskiと共に日本~欧州のパイプを強化した功績も大きい。近年英国ロンドンのCafe OtoにてRussellHaswellのキュレートにて実現したファーマーズ・マニュアルの演奏にオンラインで参加してみせた。ライブ頻度は決して多くはなく、2016年のMego 20周年スーパーデラックス公演以来の登場となる。代表作は「Foolproof Betters Fools BetteringFoolproof…」がある。

PAIN JERK


80年代中期からカセットMTRを使ってホーム・レコーディング開始。90年代に入り宅録から得たノーハウを応用し、生演奏の為のライヴ・エレクトロニクスのシステムの構築/実践。2000年代、Synthi AKSを導入、同時にフリーソフトウェアから始まりコンピューターによるアプローチも開始。自家中毒を起こさない為に使用機材は特に限定していない。過去に招待され参加したフェスティヴァルは、No Fun Fest(USA),AvantoMusic&FilmFestival (Finland),Festival International de Artre Musica (Spain), Avant-Music Festival (Poland),AllEarsFestival2009&2015(Norway), LUFF (Switzerland), Tusk Festival (UK), London Contemporary MusicFestival, LUFF does Hong Kong (Hong Kong), Nodustgang Festival (Norway)など。及び北欧ツアー、スペインツアー、ポーランドツアー、イタリアツアー、UK/EUツアーに加え、昨年はオスロにおいて室内オーケストラの為の作曲と実演も行った。今夏は欧州最大のロックフェスティバルの1つRoskilde Festival 2018(デンマーク)に、Paal Nilssen-Love、坂田明、美川俊治らと共にパワーセッションユニットでの参加が発表されたばかり。