2018.11.3 (Sat) ex-L’tronica Presents Karkowski re:mix


ex-L’tronica Presents Karkowski re:mix

2018.11.3 (Sat)
at ochiai soup

Open/Start 18:30/19:00
Door: 2000 yen

Featuring:

Pain Jerk
http://painjerk.blogspot.jp

古館徹夫 | Tetsuo Furudate
http://www.tetsuofurudate.info

Robert Piotrowicz (from Poland)
http://www.robertpiotrowicz.net

Brian O’Reilly (from Singapore)
https://www.weathermechanics.com

Maciej Ożóg (from Poland)
http://maciejozog.pl

DJs: Evil Penguin, Viti Tauta, Cal Lyall

■About Karkowski re:mix
「ex-L’tronica. Karkowski re:mix is」は、エレクトロニック・ニュージックとニュー・メディア・アートの祭典です。本フェスティバルは、2013年にこの世を去った、ポーランドでもっとも偉大な作曲家の一人であり、アヴァンギャルド・エレクトロニック・ミュージックの大家であるZbigniew Karkowskiという人物をあらわすものです。
イベントを通じて、Zbigniew Karkowskiが遺したもの──今なおポーランドの、そして世界のアヴァンギャルドな演奏家の数々にインスピレーションを与え、学者と実験的なエレクトロニック・ミュージックの作曲家双方にとって現在も重要な課題であり続けているもの──を浮かび上がらせます。
ドイツ、チェコ共和国、フランス、英本国、日本、アメリカの6カ国にて開催されます。

ex-L’tronica. Karkowski re:mix is a festival of electronic music and new media art. It presents the personage of Zbigniew Karkowski, one of the greatest Polish composers and virtuoso of avant-garde electronic music, who died in 2013.

The main objective of the project is to highlight the reception of Zbigniew Karkowski’s heritage, that still inspires a number of avant-garde musicians in Poland and abroad, and remains a vital issue for both scholars and experimental electronic music composers.

The project will be shown in six countries: Germany, Czech Republic, France, Great Britain, Japan, and the USA.

■About Zbigniew Karkowski
1958年、ポーランドのクラクフ生まれ。スウェーデンはイェーテボリの州立音楽大学で作曲を、イェーテボリ大学音楽学科で現代音楽美学を、チェルマー工科大学でコンピュータ音楽を学んだ。その後フランスに滞在した時にはIannis Xenakis、Olivier Messiaen、Pierre Boulez、Gerges Aperghisらと共に活動してきた。
アコースティックのみ、あるいはエレクトロニックとアコースティックを組み合わせた作曲活動を積極的に展開しており、オーケストラやオペラ、室内楽団向けなど数々の作品を手掛けた。それらの作品は、スウェーデン、ポーランド、ドイツなど、各国で演奏されている。また、ATAU TANAKA等とのプロジェクトSENSOR BANDは東京のICCでも公演を行った。
地理的、政治的、そして社会的な制約から離れ、放浪することが創作活動を行うにおいて必要であるという信念のもとヨーロッパを出たKarkowskiは、アメリカ、そして日本へと拠点を移している。伝統的なしきたりや、システム、方法論は彼にとっては壊さなければならないものであり、最新の作品ではエレクトロニック・サウンドとアコースティック・サウンドによって廃墟の風景を表現しようとしていた。
2013年12月に膵臓がんで亡くなりました。
Interview in Japanese: http://www.webdice.jp/dice/detail/3572/

—– Artist Profiles

■Pain Jerk

Kohei Gomiによるソロ・ノイズユニットであり、日本のノイズ・シーンのもっともハードコアなプレイヤーであるPAINJERKは、余計なコンセプトや装飾を排した、ひたすら唯物論的に過激な音響強度の神。
90年代初頭から現在に至るまで、常にもっとも速く激しい音を放出し続けてきたレジェンドにして、権威への寄りかかりを一切拒むストイシズムの体現者。
多岐にわたるアーティスト達とのコラボレーションも活発に行っており、John Wiese、INCAPACITANTSとの合体ユニットGOMIKAWA FUMIO、Rock’n’Roll Jackie(SMEGMA)、Lasse Marhaug (JAZZKAMMER/JAZKAMER)、Zbigniew Karkowski等々、ユニークかつエクストリームな共感者たちとの奇跡的化学反応を多数生み出してきた。
ライヴ・エレクトロニクスの戦車や重機めいたアレンジメントにとどまらず、アナログシンセサイザーやラップトップ・コンピュータを用いたライヴ演奏などマルチに活動の幅を広げ、音響のクリエーションにおいて進化と革新を止めることがない。
ノイズ大国日本の象徴として海外での評価も非常に高く、2007年のNO FUN FESTでは初日のヘッド・ライナーをつとめ、さらにユーロツアーを敢行している。

■古館徹夫 | Tetsuo Furudate

’01年、ベルリン/Podewilで自作ノイズ・オペラ「オセロ」初演。スゥエーデン/イエテボリ・サウンド・アート・フェスティバル参加。’02年、イタリア/ボルツェーノ=トランス・アート・フェスティバルで竹谷明美との共作「囚の夢」上演。翌朝の新聞は一面で「エレクトロニクス・ミュージックの圧勝」と報じた。スゥエーデン/ストックホルム/フィルキンゲンで「オセロ」コンサートバージョン再演。’03年10月、ドレスデン=ブルー・ブリッジ・フェスティバルでE.A.ポーの「アッシャー家の崩壊」をベースにした サウンド・インスタレーション兼シアター作品「ロデリック・アッシャー氏の聴覚」を上演(大賞受賞)。

■Robert Piotrowicz

サウンド・アーティスト。作曲家。即興演奏家。Musica Genera Festival と Musica Genera label の共同設立者。Piotrowicz は、ラジオ・ドラマ、サウンド・インスタレーション、劇場音楽等を作ってきた。また、オーディオ/ビジュアル・パフォーマンスを行なうアーティスト達と定期的に共同制作をしてきた。演奏家としては主にエレクトリック・ギターとアナログ・モジュラー・シンセサイザーを中心に開発した独自のセットを使用している。彼の音楽はエレクトロ-アコースティック系の作曲作品と共通したものがあるが、同様にサウンド・アートとも共通している。彼のコンサートは、アナログ・シンセサイザーとコンピューターによって作られた、飽和し、かつ精密な音楽形式を特徴としている。彼は、ドラマティックかつバランスのとれた構造の中で、強烈なダイナミクスを持った彼のトレードマーク・サウンドを開発してきた。
Piotrowicz は、いくつかのソロ・アルバム、および様々なアーティストとのコラボレーションによるアルバムを発表している。共演したアーティストは、Burkhard Stangl, Anna Zaradny, Jérôme Noetinger, C. Spencer Yeh, Kevin Drumm, Valerio Tricoli, Oren Ambarchi, Martin Klapper, Zbigniew Karkowski, Łukasz Szałankiewicz, Lasse Marhaug, John Hegre, Kasper Toepltz, Xavier Charles,Tony Buck など。
ヨーロッパ、北アメリカ、日本、オーストラリアでライブ・パフォーマンスを行なってきた。
http://www.robertpiotrowicz.net

■Brian O’Reilly

Brian O’Reilly works within the fields of electro-acoustic composition, sound installations, moving images and noise music. Also he is a contrabassist focusing on uncovering the inaudible textures and hidden acoustic microsounds of his instrument through the integration of electronic treatments and extended playing techniques.
In addition to his solo performances and works for moving images he also plays modular analog synthesizer and generates visuals in the duo Black Zenith and contrabass & electronics with the noise-jazz group Game of Patience. Currently he is a lecturer at LASALLE’s College of the Arts School of Contemporary Music, focusing on electronic music composition, visual music and creative music making techniques through the use of improvisation.
https://www.weathermechanics.com/
https://vimeo.com/dendriform

■Maciej Ożóg

Maciej Ożóg is a theorist of culture, sound artist, curator and dj. Since the early nineties he’s been involved in experimental music scene in Poland. He works in the field of sound art, live multimedia performance, and interactive installations. Founder of many bands (Spear, Ben Zen, Nonstate i.a.). His solo works critically explore limial territory between activity of the body and invisible infrastructure of the hybrid space. Co-organizer of the L’tronica Festival for Electronic Music and Art.

http://media.uni.lodz.pl/
http://maciejozog.pl

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