2011.10.01 (sat)
Soup 5th Anniversary feat. Mika Vainio
Open / Start 17:45
落合Soup
Entrance Fee: 2,500
ACT:
Mika Vainio
evala
PAINJERK
miclodiet
Kelly Churko
DJ:
nobuki nishiyama
Evil Penguin
Miya
要予約。90名様限定。
※会場定員に限りがあるため、本公演は予約制とさせていただきます。
以下のアドレスまでお名前(フルネーム)、emailアドレスをご記入の上、「10/1予約希望」としてご送信ください(予約はお一人様につき一名までとさせていただきます)。おりかえし予約状況を返信いたします。
Email: ochiaisoup@gmail.com
Reservation required.
Email to: ochiaisoup@gmail.com with your details.
Mika Vainio website
フィンランドの伝説的ミニマル・エレクトロニック・デュオ、パン・ソニックのミカ・ヴァイニオ。イルポ・ヴァイサネンと共に徹底的に無機質でミニマルで、しかし細部への執拗なこだわりとほとんど暴力的でさえあるブルータルな力強さを極限まで抽出したサウンドがエレクトロニック・ミュージックの歴史に多大なる影響を与えてきた。
90年代初頭のパン・ソニック(当時はバンド名にPanasonicを用いていたが、企業側の訴えによってPan sonicに変更)結成以前から、フィンランドのインダストリアル/ノイズ・シーンの一翼を担うエレクトロニクス奏者/ドラマーであったヴァイニオは、パン・ソニックの活動と並行してソロとしての歩みを続けており(本名名義、そして多くの者にとっていまだになんと発音すればよいのかわからないままの「Ø」が主な名義である)、冷ややかな美しさとエレクトロニックなハーシュネスを同時に激しく行き交いながら、常に孤高の存在たりえてきた。それは時にドローンの極北を提示するものであり、時にアヴァンギャルドなテクノであるのだが、どちらにしてもそこには揺るぎのないハードコア感覚とフィジカルネスが横溢している。
これまでにEditions Mego、Touch、Sahko、Raster-Notonといったレーベルから多くの作品を発表しており、Suicideのアラン・ヴェガや灰野敬二、Vladislav Delayとのコラボレートでも話題を巻き起こしているが、なんと先ごろ発表されたばかりの『Life (…It Eats You UP)』(Editions Mego)においては、初めてギターが主要なサウンドソースとして用いられているのみならず、イギー・ポップ&ザ・ストゥージズの「Open Up and Bleed」をカヴァー。文字通りの新たな局面を開拓するとともに、そこにはまごうことなきエレクトロニック・ミュージックの牽引者である半面一貫してヴァイニオの背後に見え隠れしてきた感覚がまざまざと音盤に刻みこまれている。──すなわち、「電子音楽以降のパンクス」の姿である。現在ベルリン在住。
サウンド・アーティスト。port主宰、ATAK所属。先鋭的な電子音楽作品を発表し、国内外でのパフォーマンスを行う一方、様々なメディアや実空間へのサウンド・デザイン、先端テクノロジーを用いたインタラクティヴ・プログラムなど、音を主軸にその活動は多岐にわたる。昨年リリースした自身の最新アルバム『acoustic bend』(port/2010)は、フィールド・レコーディングをかつてない手法で位相変換した立体的で高密度なサウンドにより「10年代最初の音楽的進化を成し遂げた革新的アルバム」と評され、大きな話題を呼んだ。最近では、NTTインターコミュニケーション・センター(ICC)の無響室にて 24.4chの立体音響インスタレーション『for maria anechoic room version』を渋谷慶一郎(ATAK)とともに発表。また、川口隆夫(Dumb Type)やGRINDER-MANの新作パフォーマンス公演において360度をめぐるマルチchで音楽を手がけるなど、旺盛な活動を展開。PROGRESSIVE FOrMから発売されたばかりの『white sonorant』においては、Bajune Tobetaのピアノ演奏を全解体/再構築し、自身の声もフィーチャーするなど、これまでのパブリックイメージを大きく拡張する新たな側面を打ち出し、驚きと斬新さでもって迎え入れられている。その卓越した聴力と技術精度、鮮烈な音楽性が世界的にも比類なきレベルに到達していると、現在最も注目を集める電子音楽家のひとりである。
PAINJERK website
1963年生。パンク、ノー・ウェーヴなどに感化されるもバンドという幻想に幻滅。’84年からカセットMTRを使い自宅録音を開始。90年代初頭ペインジャーク名義で活動を公式化した。あらゆる政治的、宗教的、組織的観念に服従する事を拒絶したアンダーグラウンド活動を展開。従来の「完成された作品」という制作概念を取っ払い、無数の非芸術的カセットテープのゲリラ的自主リリースを行った。又、ヴァイナル、CD等も海外の諸レーベルから発表。ライブ活動も国内のみならず継続中。’07年の米国NYCで開催されたNo Funフェスティバルでは、初日のヘッド・ライナーを務めたが、演奏中に荒れたピット内で怪我人が出た為、一部で賛否を起こした。同’07年、フィンランドのヘルシンキにて音楽とフィルムの祭典Avanto Festivalへ参加。現地国営TV局のイーヴニング・ニュースに出演し、茶の間に毒付く様が放映された。現在までにスウェーデン、ノルウェイ、デンマーク、ポーランド、スペイン、ドイツ、スイス、フランス、ベルギー、英国と欧州各地を演奏して回った。’09年、オスロで行われた即興音楽の祭典、All Earsフェスティバルに米国のボルビトマグス等と共に参加した際には、PAに拒絶された。国際交流としてのコラボレーターは、Emil Beaulieau (米)、John Wiese (米)、Rock’n’Roll Jackie (米 – aka Smegma)、Bastard Noise (米)、Zbigniew Karkowski (ポーランド/日)、Kelly Churuko (加/日)、Lasse Marhaug (Norway)、Anla Courtis (アルゼンチン)などなど。近年は使用機材を限定せずに従来のライヴ・エレクトロニクスのみならず、シンセサイザーやラップトップの使用などフレキシブルに試みている。
東京出身。2007年ごろからlive活動を開始。過剰なフィードバック音と硬質なビートを組み合わせたオリジナリティーの高い世界感を表現している。これまでに国内外、様々なジャンルのアーティストと共演。マニアックな支持を集め、数々のイベントオーガナイズも行う。2010年、OPTRUMとしても活動する改造蛍光灯音響装置OPTRON奏者、伊東篤宏とのテクノイズユニット”ultrafunctor”も始動。2011年後半よりテープレーべル”sludge” 開設。
Kelly Churko website
1977年8月18日生まれ
カナダのサスカチェワン州ムースジャー市出身
幼年時代にクラシックピアノを習得。大学時代にバンクーバーの音楽大学でジャズギターと音楽理論を専攻。
1996年より演奏活動を始め、バンクーバーで『AlmostTransparent Blue』『Hospital』にて活動。
海外のツアーはヨーロッパ(1999)、カナダ(2006)、オーストラリア(2006)、アメリカ合衆国(2002,2003, 2005)参加。
現在は、ノイズ、ジャズ、グラインドコア、即興など様々なシーンで活動中。
AKBK, King Goblin, Satoko Fujii Orchestra Tokyo, First Meeting, Palimpsest (w/Cal Lyall), Toque (w/Tim Olive), Nikka-sen, Ossuary(w/伊藤啓太, 外山明)メンバー。
Astro, Government Alpha, Guilty Connector, Lethal
Firetrap, T. Mikawa (Incapacitants), Facialmess, Kazuma Kubota, Oncenth
Trio, Bastard Noise, Paal Nilssen-Love, Nels Cline, Jim Black,
Zbigniew Karkowski コラボレーション。